四国乳業新社長に前県部長三好氏 県酪連会長兼職せず
四国乳業(愛媛県東温市)は29日、株主総会と取締役会を開き、前県農林水産部長の三好晶夫顧問(60)が新社長に就く同日付の役員人事を決定した。親団体の県酪農業協同組合連合会(県酪連、同市)会長で前社長の和気茂太氏(63)は取締役として残る。四国乳業社長は県酪連会長が兼職するのが長年の慣例だったが、不振が続く経営の改善に向けて体制を見直した。
また県酪連は29日までに総会と理事会を開催し、現在2人の常勤理事を1人にする定款変更を決めた。和気氏は非常勤の代表理事会長となる。併せて代表理事を2人体制とし古茂田忠典常務理事も代表権を持つ。
三好氏は愛媛新聞の取材に「重責に身の引き締まる思いだ。早期の経営安定化に向けて利益追求にまい進したい」と抱負を述べた。